サイトアイコン 最新時事情報を速報するカレントブログ

漫画家の小林よしのり氏自粛を止めて 経済を回す『集団免疫』論の是非

漫画家の小林よしのり氏が、4月11日のブログで、新型コロナウイルス感染拡大にともない、政府の非常事態宣言を行け、外出や飲食店等の営業の自粛が続いている状況に対して自粛を止めて 経済を回す『集団免疫』論を主張しています。今、国は、全国規模で8割接触減の方針で進んでいます。この両論に対しては賛否が分かれるところです。こんな中、4月10日、米国では、全米で抗体検査実施して自粛を緩和して経済活性化を模索しています。

小林よしのり氏

目次

小林よしのり氏自粛を止めて 経済を回す『集団免疫』論を主張

漫画家の小林よしのり氏が、新型コロナウイルス感染拡大にともない、政府の非常事態宣言を行け、外出や飲食店等の営業の自粛が続いている状況に対して自粛を止めて 経済を回す『集団免疫』論を主張しています。

 

「自粛を止めて、経済を回す!それしかない!『集団免疫』で必ず感染も止まる!」という持論です。

 

小林氏は4月11日、「自粛を止めて、経済を回すべし」のタイトルでブログを更新しています。

 

実施件数の少ないことが問題にされている、国内での新型コロナウイルスのPCR検査についても、無用論。

「PCR検査なんか何の役にも立たない。医療崩壊を招くだけだ。医療関係者は重症患者だけに全力を注いでくれればいい。死者数だけが重要であり、現在の日本の死者数88人、例え100人以上になっても、この増加ペースの遅さは、海外に比べて驚異的である!」

 

「コロナの死者数が世界一少ないとなれば、日本の快挙である。医療スタッフに表彰状をあげたい」と書き込んでいます。

 

島津製作所PCR検査キット

 

さらに、「どうせ感染者は増え続ける。自宅療養しておけばいい。緊急事態宣言やっても、自粛を要請しても無駄!ならば経済を回した方がいい!補償なんか無駄!」

「自粛を止めて、経済を回す!それしかない!『集団免疫』で必ず感染も止まる!」とかねてからの自粛反対の持論を今回も主張しています。

漫画家の小林よしのり氏

 

米国で抗体検査実施で自粛緩和し経済活性化を模索

 

トランプ米大統領は、4月10日の記者会見で、新型コロナウイルスへの免疫を持っているかどうかを調べる抗体検査を、検討していることを表明しています。狙いは、経済活動の早期回復です。

新型コロナウイルスの対策で、全米での抗体検査実施について、「とても、迅速に承認するつもりだ」と述べ、全として米での実施を視野に検査への早期導入への意欲を示しました。

この実施により、米国での感染による死者数が「政府予測の最低10万人」を大幅に下回ると予測しています。

狙いは、経済活動の早期回復にあります。抗体検査で免疫があると確認できた人から外出制限を外すなどすれば、経済活動の早期回復が見込めるというものです。

 

例えば、抗体検査の安価な検査キットも、今後必要数量出回っていく見込みです。

 

クラボウの新型コロナ検査キット15分で判別可能分可能ということです

大阪の繊維・化学製品メーカーのクラボウインダストリーズは、COVID-19を引き起こす新しいコロナウイルスを現在の方法よりもはるかに早く、15分で検出できる中国の会社が開発したテストキットの販売を、開始すると発表した。

クラボウのキットは、疑われる患者からの血液サンプルがストリップ上の試薬と混合された後、テストストリップに赤い線を表示するのにわずか15分で判別可能です。

 

クラボウ検査キット

 

感染者の死亡リスクを減らし経済回復の両立を模索

いま、日本国民のだれもが、一日でも早く、元の様に自由な生活を取り戻し、経済活動も回復したいと願っています。

確かに、経済活動の失速は、大変な事態になっています。深刻です。

世界同時不況

 

今回の、小林よしのり氏に限らず、「集団免疫論」を唱えるひとは、少し前までは、ネット上でも幅を利かせていました。

そして、岡田教授のように危機を唱え続けてきた人には「煽っている」という批判まで聞かれましたが、実際世界では、4月11日の時点で、世界の感染者1,699,019人。

死亡者数は、102,782人です。

 

集団免疫論が、今の時点で賛否が分かれますが、少なくとも考慮しなければならないのは、世界で10万人以上の方がなくなりました。

日本においても主に高齢者ほど死亡リスクが高くなっています。

 

今回の新型コロナウイルスが来なければ、失わなくても良かった命です。

 

ある集団免疫論者のなかのある一部の人たちは、「若者はどんどん自由に外に出ていい。そして、老人は家にいればいい」と主張しますが、最低でも、もう少し細かい配慮がなければ高齢者の感染による死亡リスクは、高まってしまいます。

若者の中でも、多世代が同居していたり、介護施設、老人ホームのスタッフ、透析病院などは、感染して免疫をつけるのは結構ですが、その人に接点のあった高齢者、透析患者は死亡リスクが高まります。

つまり、若者の中でも、完全な一人暮らしの様に、高齢者と全く接点のない人同士が感染しあいながら経済を回すのであれば、もしかしたら「集団免疫論」も可能かもしれませんが、そこでも広域移動が伴えば、感染はオーバーシュート状態になり、やはり高齢者リスクになります。

忘れないで欲しいのは、経済活動も大事ですが、やはり高齢者の命です。

 

小林よしのり氏の持論に対しネットでの声

小林よしのり氏の持論に対しネットでの声はどうでしょうか?

「素人の持論が一番危ない。長期的に見れば集団免疫を持ってインフルエンザのようになればいいんだけど。今は感染者数の増加に比例して重症化する患者の数も指数的に増えて病院のキャパを超える懸念があるから外出制限をしようとしているのであって、理屈が破綻しているんですよ。」

「確かに終息には集団免疫は必要。
しかし、これは医療崩壊を防ぎ、感染者の増加を緩やかにしなくてはならない。
今は、感染者の増加を防ぎ、現場医療を守らなければ、重症者、他の病気で重篤な方が助からない」

「日本の重症者、死者が少ない理由が分かればそれもありだと思う。
ただ、「奇跡的」というだけではだれもそれに踏み込めない。」

「最初は楽観的だったし同じ様な考えの人も多かったけど、イタリアンやスペイン、アメリカの惨状を見て考えが変わった。医療崩壊による命の線引きが必要な情態にはなって欲しくない。確かに日本は死者数が少なく医療従事者が頑張ってねくれているのかもしれないが、これがすっと続けば疲弊して倒れる人もいるだろうし、院内感染だって増えるかもしれない。
気持ちは分かるが、家族や医療従事者のことを考えたら出てこない話だ。」

「スペイン風邪は3年、アジアインフルエンザは2年、香港風邪も2年かかった。
今回も完全収束に2年は覚悟した方がいい。」

「国や自治体にそこまで長期の補償はどう考えても無理だから、各人がこの先の身の振りを判断して長期戦を覚悟するしかないでしょう。
また今回はグローバリズムがもたらした災難であることも忘れないでほしい。」

「経済を回すのも大切だと思う。だけど、経済を優先させれば最悪、海外のような厳しいトリアージが始まり、公園などが死体置き場になる可能性も出てくることを覚悟しなければいけないと思う。
そして、確実に医療崩壊が起こるから他の病気の人の手術や治療は後回しになることも覚悟しないといけない。そして、一番は家族に感染して死を覚悟しなければならないと思う。これは私の勝手な考えだけど。だけど、私はこんな勇気はないので自粛します。」

「うちは通院で慢性患者(透析)を抱えてます
病院内はまさに3密です。
発熱者は原因不明でも直ぐに隔離措置対応してます。隔離部屋と隔離担当の職員確保するのが今後の課題です、
なので、慢性疾患持ってる方は優先的に判別検査を受けて、ただの風邪なのか、新型コロナウィルスなのか判別して欲しいです。」

「ごまかされないで、間違った情報に

この新しい未知のウイルスに、本当の専門家がいません。本当は誰もわからないのです。過去の類似のウイルスの経験のみですべてを語ろうとする危うさがあります。そして専門家でもないコメンテーターが、まるでエンターテインメントのように同じような主張を繰り返しているテレビ報道があります。視聴者の不安に寄り添うコメンテーターは、聞いていても視聴者の心情に心地よく響くものです。不安や苛立ちかが多い時こそ、慎重に考えてください。

実際の診療現場の実情に即した意見かどうかがとても重要です。正しい考えが、市民や県民に反映されないと不安だけが広まってしまいます。危機感だけあおり、感情的に的外れのお話を展開しているその時に、国籍を持たず、国境を持たないウイルスは密やかに感染を拡大しているのです。」

「重症者だけ診る?どうやって?かかったかもしれない人を診察しないなら重症化するかもしれない可能性をどう判断するんですか?症状の変化、重症化するスピードも早いし、いずれにしても医療に負担かけざるを得ないことが抜けてますよ先生。かかったかもしれない人を出さないようにするしか医療崩壊を免れる方法はないから頑張って協力して自粛してる人がいるんですよ。医療を守りたいならそういう考えを発信するのは迷惑かけますから先生も協力して下さい。」
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20200412-24120073-nksports-ent

以上ネットの声でした。

まとめ

今回は「漫画家の小林よしのり氏自粛を止めて 経済を回す『集団免疫』論の是非」というテーマでお送りしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

関連記事もご覧ください。

アメリカで抗体検査を検討、抗体検査とPCR検査の違い、経済活動の早期回復狙う

コロナウィルスで死去した有名人リスト【全世界】

モバイルバージョンを終了