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東南アジアの刑務所がコロナ感染の温床に「時限爆弾」化の恐れも!

東南アジアの刑務所が新型コロナウィルスの感染を拡大させる温床になっています。面会者や職員を通じて施設外へとウィルスが蔓延すれば、爆発的感染になりかねません。また、世界各国の刑務所も同様の問題を抱えています。

マレーシア

 

目次

東南アジアの刑務所がコロナ感染の温床に

東南アジアの刑務所が新型コロナウィルスの感染を拡大させる温床になっています。

東南アジア各国の施設が収容能力を大きく上回る受刑者を抱え、不衛生で換気も十分でない環境に受刑者がおかれています。

そして、その感染した受刑者から、面会者や職員を通じて、施設外へとウィルスが蔓延する恐れが起きます。

専門家は、刑務所が感染拡大を引き起こす「時限爆弾」だと指摘しています。

カンボジア、タイ、インドネシア、ミャンマー、フィリピンでは、受刑者と面会を中止し、衛生面の改善などの取り組みも進めるとしています。

ただ東南アジア各国の収容能力は限界に近く、実効効果は低い懸念があります。

豪メルボルン大学のスチュアート・キナー教授は「こうした状況では、爆発的な感染拡大につながりかねない。」と話す。

この問題の対策には、受刑者の数を減らす必要があります。

 

そこで、一部の国では、受刑者を仮釈放する動きも出始めています。

カンボジアとフィリピン、マレーシアの当局や刑務所とともに感染リスク削減に向けた
活動をしている赤十字国際委員会(ICRC)のスポークスマンは「感染症の波及について
刑務所は世界と遮断されていないことを忘れてはならない」と話します。

カンボジア

 

世界各国の刑務所の危機

今全世界が、感染拡大を抑えようと対策に必死になっているなか、世界各地の刑務所は、危機的状況に直面しています。

米国や英国などでも受刑者の感染や死亡が確認されていて、東南アジアの状況も一層深刻です。

世界保健機関(WHO)は、受刑者や刑務所を出入りする人を守ることや、健康面で問題を抱えるなど弱い立場にある受刑者向けのスペースを設けることなどを呼びかけています。

タイ

まとめ

今回は「東南アジアの刑務所がコロナ感染の温床に「時限爆弾」化の恐れも!」というテーマでお送りしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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