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谷川浩司九段伝説の「角不成」解説。 大山康晴十五世名人も驚嘆35手詰!

1983年7月19日の対・大山康晴戦(王位リーグ)で、大山の玉を詰ます手順の中で打ち歩詰め回避の角不成(99手目▲4三角引不成)という、まるで作った詰将棋のような手を指して勝っている。大山康晴十五世名人も驚嘆35手詰,谷川浩司九段の「角不成」解説。

谷川浩司九段

目次

谷川浩司九段の「角不成」

 

谷川浩司角不成は、打ち歩詰め回避の目的で指された。

 

打ち歩詰めとは、将棋において、持ち駒の歩兵を打って相手の玉将を詰みの状態にすること。将棋では禁じ手(反則)であり、打ち歩詰めの手を指した対局者の負けとなる。

 

プロ棋士の対局では実際に打ち歩詰めの歩を打って反則負けになった例は、2008年9月現在までに存在しない。

ただし、打ち歩詰めが関わる局面自体はいくつか存在している。

 

打ち歩詰め回避の手順が連続王手の千日手となり、反則負けとなった事例

(昭和52年4月12日・日本将棋連盟杯戦・▲山口千嶺六段対△松田茂役八段、山口の反則負け)

その他、投了時、あるいは投了後の変化で相手玉が打ち歩詰めの状態になった事例や打ち歩詰めを回避して詰める必要のある事例、自玉を打ち歩詰めの形にして詰みを逃れるという事例がある。

 

谷川浩司九段の「角不成」

打ち歩詰めが関わらない限りまず見られない「角行の不成」が実戦で現れたケースが谷川浩司九段の「角不成」です

 

下図左は打ち歩詰めを避けるために角の不成が指された事例です。

 

図の局面から先手(谷川)が▲4三角引成とすると、△5四歩▲6六銀打△同と▲同歩△5五玉で、次の▲5六歩が打ち歩詰めとなるため、実戦では▲4三角引不成(99手目)とし、同様に進んで▲5六歩まで(下図右)で後手(大山)が投了した(以下△4四玉▲4五歩△3三玉▲2三角成△同玉▲3四角成以下即詰み)。

 

局面図以前の指し手から王手が続いており、35手詰めでした。

谷川浩司角不成

 

 

 


谷川浩司九段、伝説の「角不成」を徹底解説。 大山康晴十五世名人も驚いた35手詰

 

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まとめ

今回は「谷川浩司九段伝説の「角不成」解説。 大山康晴十五世名人も驚嘆35手詰!」というテーマでお送りいたしました。

谷川浩司九段は1980年代当時、将棋の世界では「時の人」でした。今回はその当時を思い浮かべながら記事を書いてみました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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