新型コロナウイルスの感染拡大阻止への戦いで、台湾の蔡英文（Tsai Ing-wen）総統が日本語でツイッターを発信しました。「手を携えてこの闘いに勝ちましょう」と日本にエールを送ってくれました。 台湾外交部（外務省）は、国際人道支援の一環として、日本に医療用マスクの寄贈を検討していることを明らかにしています。台湾の蔡英文（Tsai Ing-wen）総統が日本語でツイッターや最近のTwitterを紹介します。さらに、２０２０年二度目の台湾総統選大勝で復活した経緯、生い立ち、一度目の総統任期での失敗も紹介。
蔡英文
目次
蔡英文総統の日本語ツイッター
４月７日安倍晋三首相が、新型コロナウイルスの感染拡大阻止へ緊急事態宣言を発令したのを受け、台湾の蔡英文総統は同日、「勝ってまた会いましょう」と日本語でツイッターに投稿。
「地震も台風も台日の協力で乗り越えてきました。だからこそ勝ってまた会いましょう！」と日本にエールを送りました。
台湾の蔡英文（Tsai Ing-wen）総統は、通常は、自身のツイッターは英語で発信していますが、以前から日本に向けてのTwitterは、日本語で発信してくれています。
しかも、かなり完成された日本語です。
台湾の蔡英文（Tsai Ing-wen）総統の４月７日の日本語ツイッター
@iingwen
日本の皆さんへ、
手を携えてこの闘いに勝ちましょう！
地震も、台風も、台日の協力で乗り越えてきました。
だからこそ、勝ってまた会いましょう！
We can win again!
We will meet again!
蔡英文 Tsai Ing-wen Twitter
この、日本語Twitterの映像にもあるように、台湾外交部（外務省）は４月７日、国際人道支援の一環として、日本に医療用マスクの寄贈を検討していることを明らかにしています。
Twitterの映像には、「台湾は、援助できます。台湾は援助しています」台湾による国際支援で３項目「マスクの提供、医薬品の支援、技術協力」の３項目がありますが、日本に対しては、日本国内の状況を見て、日本が不足しているマスクの提供を台湾国家として決めたようです。
台湾の感染者数は、同日時点で死者５人を含む累計３７６人と、爆発的な感染封じ込めに成功しています。
Tsai Ing-wen visits Central Epidemic Command Center to boost morale
台湾の蔡英文（Tsai Ing-wen）総統が、コロナウイルスに対する台湾の戦いの本部を訪問したことを伝えるニュース記事です。
中央伝染病司令センターを視察しながら、彼女はリーダーであるチェン・シチョン保健大臣とすべてのスタッフに賞賛を浴びながら、台湾の新型コロナウイルス対策に精力的に対応している姿をみせています。
そして、新型コロナウイルスの封じ込めに対し、自信すら見受けられます。
蔡英文（Tsai Ing-wen）総統の最近のTwitter
台湾の蔡英文（Tsai Ing-wen）総統の新型コロナウイルス関連の最近のTwitterです。
蔡英文 Tsai Ing-wen Twitter@iingwen・7時間
Today I paid a visit to the Taoyuan Airport to thank our frontline personnel for their tireless work in the fight against #COVID19. Airport testing & home quarantine are two of our most important lines of defense helping keep the people of #Taiwan safe.
蔡英文 Tsai Ing-wen Twitter
Twitter訳
今日、私は桃園空港を訪問し、＃COVID19との戦いで労をいとわず仕事をしてくれた最前線の職員に感謝しました。空港テストと家庭検疫は、＃Taiwanの人々の安全を守るための最も重要な防御ラインの2つです。
蔡英文 Tsai Ing-wen @iingwen・4月5日
It’s encouraging to have one of the world’s most distinctive voices speak up in support for Taiwan’s proactive approach to fighting the #COVID19 outbreak. We are more than willing to share our experiences with friends around the world as well.
Twitter訳
＃COVID19の大流行と戦うための台湾の積極的なアプローチをサポートするために、世界で最も際立った台湾支持の声に出してもらうことは励みになります。私たちの経験を世界中の友達と共有したいと思っています。
@iingwen・15時間
On behalf of the government & the people of #Taiwan, I want to offer my best wishes to
@BorisJohnson
for a swift recovery. This is the moment for us to work together to fight the #COVID19 pandemic.
蔡英文 Tsai Ing-wen Twitter
Twitter訳
政府と#Taiwanの人々を代表して、迅速な回復のために。これが、＃COVID19パンデミックと戦うために私たちが協力する瞬間です。
台湾初の女性総統、蔡英文２度目の総統就任
台湾の蔡英文（Tsai Ing-wen）総統、2016年に台湾初の女性大統領として歴史を築きました-しかし、彼女の最初の任期は、困難がありました。
グリーンエネルギーを促進する試みは、電力不足を引き起こしたと非難されて失敗。
労働者の収入と休暇を増やすのではなく、かえって逆効果という申し立ての中で、すべての労働者に対する週休2日の申し出は拒否されました。
台湾が同性愛者の結婚が合法である最初のアジア社会になったこと-彼女の世界中の評判を獲得した動きも台湾の一般市民には受け入れられませんでした。
台湾の蔡英文（Tsai Ing-wen）総統が2期目まで出馬するかどうかは不確かで、党内の指名でも異議を唱える声もあり、支持率も15％程度でした。
しかし、中国からの独立を求める、2020年1月の選挙で彼女がさらに4年間就任することに決定的にしました。香港の二の舞になるという危機感が国民のあいだで台湾の蔡英文（Tsai Ing-wen）支持を固めました。
ツァイさん（63）は、島がいつか本土と統合されなければならないという中国の見解に対する台湾の主権の擁護者として自分自身を置きました。
国民党（KMT）党の主なライバルである漢国遊は、中国との緊密な関係を推進しました。
反中国の抗議運動が2019年に香港を席巻したとき、それが台湾の将来にとって何を意味するのかについての懸念が高まり始めた-どうやら、それはツァイさんの幸運をもたらしたようです。
彼女のキャンペーンは、彼女の党である民主進歩党（DPP）が北京に立ち向かい、台湾を自由民主主義に保つだろうという考えを押し進めました。
「ツァイ・イングウェンを選ぶことは、私たちが自分の未来を選び、民主主義に立ち、自由に立ち向かうことを選択することを意味します」とツァイ氏は国が投票に行く前日に記者団に語った。
地滑りの勝利で彼女は投票の57％強（800万票以上）を獲得し、ハン氏は38％で続きました。
台湾の蔡英文（Tsai Ing-wen）総統の生い立ち
ツァイさんは、台湾南部の海岸沿いの村で生まれた11人の子供たちの末っ子です。
蔡英文は11歳のときに首都台北に引っ越しました。
彼女の混合民族-客家の父と台湾人の母親-は、彼女が支持者とつながるのを助けた特徴の1つとして引用されています。
蔡英文にはまた、台湾の非中国先住民族のグループの祖母がいます。
国立台湾大学の法学大学院生である蔡英文氏は、1980年にコーネル大学法学部で修士号を取得し、1984年にロンドン経済政治学部で博士号を取得しました。
1990年代、彼女は台湾が世界貿易機関に加盟するための交渉者でした。彼女はその後、国家安全保障理事会でリー・テンホイ前大統領の顧問を務めることを求められた
ツァイ氏は2004年に民主党に参加し、大統領選挙で党が大敗した4年後、急に会長に就任した。
彼女の前任者である陳水扁は、2008年の投票で馬英九に敗れ、後に汚職で投獄された。
若い政治家の蔡英文に期待が高まりました。
党内の分裂と派閥主義にもかかわらず、彼女のリーダーシップのもと、地方選挙で実績をあげました。
2012年に大統領選挙に出馬し、台湾初の女性総統になりました。
蔡英文の総統一期目の失敗
蔡英文の最初の任期では、台湾の最低賃金、投資、在庫が増加しました。保育や高齢者介護などの社会サービス、公営住宅も増加しました。
しかし、輸出は減少し、彼女の最初の4年間の平均GDP成長率（約2.7％）は、前任者の最初の任期よりも低くなっています。
平均実質月給はわずかに増加しましたが、インフレのために16年前と同じでした。それでも4つの小さなアジアの経済の中で最低です。
ツァイ氏はまた、住宅価格の高騰と富のギャップの主要な原因、つまり不動産投資家に適切に課税することができない税制に取り組むことに失敗しました。
一方、北京は、台湾が「一つの中国」の一部であるという漠然とした言葉の合意である「1992年の合意」を認めることを拒否した後、台湾への圧力を高めました。
まとめ
今回は「蔡英文総統の日本語ツイッター「勝ってまた会いましょう」失敗と復活の蔡氏について」というテーマでお送りしました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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