タカラバイオは4月30日、新型コロナウイルス感染の有無が1時間以内で分かるPCR検査キットを開発したと発表した。現在、市場に出ているPCR検査キットの中では最速で5月1日から発売する。富士フイルムも、5月3日、新型コロナウイルスの感染を判定する「PCR検査」にかかる時間を90分ほど短くできる新たな検出キットを売り出すと発表した。
目次
国内最速PCR検査キット
タカラバイオは4月30日、新型コロナウイルス感染の有無が1時間以内で分かる国内最速のPCR検査キットを開発したと発表した。
これまで全ての工程で2時間以上の時間がかかっていたPCR検査時間を短縮。
新型コロナのPCR検査では、通常、患者の鼻の奥から粘液などの検体を採取。検体に含まれるウイルスの遺伝子配列を専用の装置で増やして検出することで感染の有無を判定するが、検査時間短縮化に成功した。
富士フイルムがキット発売
PCR検査時間を90分短縮した、富士フイルムがキット発売。
富士フイルムは3日、新型コロナウイルスの感染を判定する「PCR検査」にかかる時間を90分ほど短くできる新たな検出キットを売り出すと発表した。
各地の衛生研究所や民間検査機関などに向けて15日に発売する。
子会社の富士フイルム和光純薬(大阪市)が開発した。
PCR検査は、患者の鼻やのどの粘液などから採ったウイルスの遺伝子を取り出し、試薬と混ぜて検査装置にかけて、遺伝子を増やすことで感染の有無を判定する。結果がわかるまでに通常、4~6時間かかるとされている。
今回発売する検出キットは、独自に開発した試薬を使うことで、遺伝子を増やす時間などを短縮した。さらに、同社と取引がある別の試薬開発会社が開発した検査キットと組み合わせることで、検査にかかる時間を合計2時間ほど短くできるという。
まとめ
今回は、「PCR検査キットを発売。国内最速。時間短縮化。」というテーマでお送りしました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。