厚生労働省は、新型コロナウィルスの感染を調べるPCR検査を唾液で行えるようにすることを決定しました。東京都唾液PCR検査を本格導入する予定。米国では、すでに、唾液によるPCR検査では先行しています。米国では、自宅で、唾液の検体を採取して、宅配で送付可能。
目次
唾液でPCR検査実施始まる
厚生労働省は、新型コロナウィルスの感染を調べるPCR検査を唾液で行えるようにすることを決定し、6月2日に、各自治体向けに通知する予定です。
国立感染症研究所でも、PCR検査の検体採取マニュアルを改訂し、今後は、唾液を使った検査も可能にする対応をとる。健康保険も使える。
PCR検査の唾液検査とは
PCR検査の唾液検査とは、検体に唾液を使用するため、従来の鼻の粘膜から検体を採る方法よりも医療従事者の感染リスクが低く効率的な検査ができる。
国内では、島津製作所とタカラバイオが唾液の検体でも対応可能なPCR検査試薬を開発している。
検査制度も、唾液による検体でも、鼻の粘膜の従来方式と変わらない精度がある。
唾液での検体採取は、患者自身が、唾液を容器に吐き出すだけで採取できるため
個室などでの自己採取が可能となる。
したがって、医療従事者も従来のようにフェースシールドや防護服を使わなくてもすむ。
東京都唾液PCR検査を本格導入
東京都は、検査能力の拡充を可能にするため、唾液によるPCR検査を本格的に導入予定と
いう。
アメリカの唾液PCR検査の状況
米国では、すでに、唾液によるPCR検査では先行しています。
米食品医療局(FDA)は、4月、米ラトガーズ大学が開発した唾液PCR検査を緊急認可している。
5月には米ラトガーズ大学の自宅での唾液採取キットの緊急使用も認可している。
まとめ
今回は「唾液でPCR検査実施可能に、東京都も本格導入で医療従事者感染リスク減少」というテーマでお送りしました。
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