2021年1月9日10日二日間にて実施の第71期王将戦七番勝負第一局藤井聡太竜王対渡辺明王将対局一日目の講評と棋譜です。戦型は相掛かりです。
目次
第71期王将戦七番勝負第一局藤井聡太竜王対渡辺明王将対局講評。
第71期王将戦七番勝負第一局藤井聡太竜王対渡辺明王将対局一日目の講評です。
場所は静岡県掛川市。
藤井竜王が名人・棋王のタイトルも持つ渡辺明王将に挑戦する一戦です。
戦型は相掛かりで始まりました。
渡辺王将が三冠、藤井竜王が四冠と、史上初の「三冠 対 四冠」という将棋界の“頂上決戦”という構図で始まった王将戦の七番勝負。
藤井竜王の先手で始まった一局は相掛かりで進行し、1日目に藤井竜王が意表を突く手を見せ、これに渡辺王将が長考。
そこから一気に対局ペースが落ちると、藤井竜王の封じ手(47手目)までわずかな手数しか進まず、1日目を終了した。
明けて2日目も形勢は一進一退のままで中盤に入ると、両者持ち時間が1時間を切っても、微差の中でのせめぎ合いが続くことになりました。
午後6時台に入り、両者の持ち時間が少なくなったところで、ようやく激しい戦いに入ると、1分将棋になっても形勢が互角に戻る大激戦に突入。
わずかな部分で抜け出し始めた藤井竜王が、その後も難しい将棋を正確な指し手で勝利へ導いた。
一度も動かさない「不動駒」は両者で1枚のみ。史上初の四冠対三冠の戦いにふさわしい名局だった。
ほぼ互角で夜戦に突入し、両者1分将棋で互いの玉がつり上がり、「最後まで分からなかった」中で、最後は鮮やかな詰みを読み切った。
藤井竜王は「序盤から類型が少ない形。内容を振り返って次につなげられるようにしたい」
「序盤から陣形があまり良くない格好で苦しいかなと思っていた。終盤はミスもあったが、指運もあった。最後まで分からないままやっていた」
「第1局は勝つことができたので、しっかり第2局に向けて取り組んでいければと思います」ととコメント。
王将4連覇を目指す渡辺明王将は「終盤はチャンスがあるかなと思ったが、最後は分からなかった」
「まだ始まったばかり。またやっていきたい」
とコメント。
相掛かりとなった1日目の盤上は、藤井が昼食休憩前から用意の新工夫を披露すると、は渡辺明王将91分の長考を記録。
戦いはここから未知の領域に突入した。午後はわずか5手しか進まず、互いに大決戦を見据えつつ深い読み合いが続いた。
藤井の封じ手で再開した2日目は、藤井の構想が徐々にベールを脱ぐ展開に。
ところが、渡辺明王将もこん身の勝負手で対抗すると、一気に難解な局面となった。
いったんは渡辺明王将がペースを握ったが、最後は藤井の終盤力を発揮。
持ち時間は、両者とも8時間を使い切って1分将棋。終局は午後7時27分だった。
このシリーズを制すると、羽生善治九段(51)が持つ最年少五冠記録、22歳10カ月を大幅に更新、史上初の「10代五冠」を達成することになります。
第2局は22、23日、大阪府高槻市「山水館」で行われる。先手は渡辺王将です。
第71期王将戦七番勝負第一局藤井聡太竜王対渡辺明王将対局棋譜。
ー奇跡の名局! 王将戦 藤井聡太竜王 vs 渡辺明王将 将棋解説
【棋譜並べ】主催:毎日新聞社、スポーツニッポン
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(第71期ALSOK杯王将戦 主催:毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社)
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vs渡辺明王将(名人・棋王)【棋譜並べ】2022 01/9-10 相掛かり
まとめ。
今回は「第71期王将戦七番勝負第一局藤井聡太竜王対渡辺明王将対局棋譜。」というテーマでお送りしました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。