2020年、政府は著作権法改正案を国会に提出。改正案は、漫画、写真など著作物全般に対象を広げ、インターネット上の海賊版対策を行う。
目次
2020年著作権法改正案
2020年、政府は著作権法改正案を国会に提出。
改正案はインターネット上の海賊版対策の強化が柱で、現行制度では、映像と音楽に限定しているダウンロードの規制対象を漫画や写真、書籍、イラスなど著作物全般に広げる。
違法ダウンロードの訴え容易に
著作権者の許可なくネットに掲載されたコンテンツだと知りながらダウンロードすると私的な使用目的であっても違法になります。
改正により、著作物の権利者は、損害賠償請求などがしやすくなります。
リーチサイトの規制
また、海賊版サイトに誘導するリーチサイトを運営した場合は、運営者に、5年以下の懲役や500万円以下の罰金が科される。
罰則と施行時期
量刑は、常習者は、2年以下の懲役、や200万円以下の罰金などの刑事罰を科すことができる。
施行予定は、20201年1月を予定。
海賊サイトに誘いこむリーチサイトの運営に関しては、2020年10月より施行予定。
著作権法改正の背景
法改正の背景には、海賊版サイトの横行にある。
史上最悪と呼ばれる「漫画村」(現在は閉鎖)での著作権被害は約3000憶円とみられ、そのために、漫画家と出版社の収入が2割減ったとの試算もあります。
軽微な対象は規制外
今国会に提出する法案では、数十ページの漫画の数コマのダウンロードなど軽微なものは
規制の対象外とし、例えばスクリーンショットに偶然映り込んだ画像などを対象から外し、ネット利用が委縮しないようにしている。
まとめ
今回は「2020年著作権法改正案の詳細(インターネット上の著作権保護強化)」というテーマでお送りしました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。