英チェシャー州ウィッドネス在住の女に今月22日、詐欺の容疑で懲役5か月の判決が下された。この女、トニー・スタンデン(Toni Standen)は健康そのものだったが「私はがん患者なの」と周囲に嘘をついて、末期がんと偽り、集まった寄付金で結婚式にヨーロッパ旅行をし、しかも夫も嘘を見抜けなかった。
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末期がんと偽った女が、集まった寄付金で結婚式にヨーロッパ旅行。
12月22日英チェシャー州ウィッドネス在住のトニー・スタンデン(Toni Standen)に、詐欺の容疑で懲役5か月の判決が下された。
このトニー・スタンデン(Toni Standen)29歳女性は健康そのものだったが「私はがん患者なの」と周囲に嘘をついていた。
「末期がんのため余命わずかと診断された」と嘘をついたトニー・スタンデンに、有罪判決が下され、がん患者としてメディアのインタビューに応じたこともある女はわざと髪を剃り落とした写真をSNSに投稿すると、人々の同情を誘い100万円以上の寄付が集まった。
その騙し取った寄付金で結婚式を挙げた女は、夫にまで病気のふりをしていたという。人の親切心を踏みにじる信じ難い行為に、非難の声が殺到している。
事の発端は2015年6月、トニーは友人アシュリー・ローソンさん(Ashlea Rowson)とジェニファー・ダグラスさん(Jennifer Douglas)に「末期の卵巣がんと診断された」と嘘をついたことが始まりだった。
すっかり騙されてしまった心優しい友人らは、トニーにパートナーのジムさん(Jim)との結婚式をプレゼントするためクラウドファンディングサイト「GoFundMe」で寄付を募った。
トニーは友人2人に治療の経過について随時偽りの報告をしており、「余命2か月と診断された」とも伝えていた。友人たちも違和感なくトニーの話を信じ切っていたそうだ。
その後、トニーは抗がん剤の影響で髪が抜け落ちたかのように頭を丸めた写真をSNSに投稿した。
またトニーは、父親のデレクさん(Derek)もがんにより死期が近いことを明かし「結婚式で父と並んで歩きたい」と訴えていた。
トニーは余命わずかのがん患者としてインタビューを受け、メディアなどで報じられると注目を集め、8,344ポンド(約117万円)もの寄付金が集まった。
さらには結婚式用の花や車なども届いたという。
そして大勢の人を騙したまま昨年夏、トニーの結婚式が行われた。驚くべきことに新郎のジムさんですらトニーの嘘を信じており、騙されたままだった。トニーの父親デレクさんは娘の花嫁姿を見ることなく亡くなってしまったそうだが、トニーに向けたビデオメッセージで登場した。メッセージの後にトニーは立ち上がり、ジョークを交えながらも完璧なスピーチを行った。
お祝いのメッセージはこれだけでなく、リヴァプールのプロサッカークラブ「エヴァートンFC」のトッププレイヤーの計らいで同クラブからもメッセージが届いた。
しかし出席者によると、デレクさんと「エヴァートンFC」からのメッセージにトニーは大笑いしており、ここで疑問を持った人がいたようだ。さらに結婚式後にトニーはヨーロッパ旅行を満喫しており、トニーの病気を疑う人が増え始めた。
するとしばらくしてトニーは友人2人に、今度は「新型コロナウイルスに罹患した」と伝えた。そこで友人は三者間通話にて「がんを患っていないのでは?」と問いただすと、トニーはすべて嘘だったことを明かし、過去に一度もがんを患っていないことを白状した。
また友人に宛てたテキストメッセージでは、このように打ち明けた。
「2人とも大好きよ。この数年、すべてのことに感謝しているわ。本当に申し訳ないことをしたと思ってて、心が痛むし苦しい。話さなければいけないことはたくさんあるけど、何から話せばいいのか分からない。ジムと離婚するかどうかも分からないけれど、彼がそうしたいと思うのなら彼を責めないし、もちろん2人を責めるつもりもないわ。」
結婚相手まで騙したトニーの詐欺行為に、上級地方検察官のニール・コルヴィル氏(Neil Colville)は「今回の件は、数年にわたる大掛かりな詐欺です。
トニーは大勢の人の気持ちを裏切ったことで、人々の心には大きな傷が残りました。地元のあるビジネスマンは、トニーの話に同情して2,000ポンド(約28万円)の寄付をしているのです」と明かした。
裁判官のニコラス・サンダース氏(Nicholas Sanders)も「やめられなかったなんて言い訳は通用しません。嘘を止めなかっただけではなく、新聞のインタビューに応じ、大勢の同情を買うなど状況をより悪化させています。すべての人があなたの行為に驚愕していますよ」とコメントした。
トニーには懲役5か月の判決が下され、2,000ポンドを寄付した地元ビジネスマンの男性に同額を払い戻すように命じられた。
末期がんと偽った女が寄付金で結婚式にヨーロッパ旅行の動画!
「素晴らしい」不正行為:友人をだまして夢の結婚式の代金を払わせるための偽の末期ガン。
ー“Great” cheating: Faked terminal cancer to dupe friends into paying for dream wedding
トニ・スタンデンは頭を剃り、新聞のインタビューを行い、癌が「彼女の骨と臓器に広がった」と主張した。
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ある女性が末期がんの診断を偽って、友人や希望者をだまして夢の結婚式に何千ドルも払わせました。
手の込んだデマは、健康なトニ・スタンデン(29歳)が頭を剃り、いくつかの感情的な新聞のインタビューを行い、オンラインで彼女自身の死を偽ったことさえありました。
癌が全身に広がったことを友人に伝え、彼女は、実際に癌で亡くなっていた父親のデレクに、結婚式の日にどちらかが死ぬ前に通路を歩いて行けるようにしたいと言いました。
これにより、彼らはGoFundMeページを立ち上げて、スタンデンと彼女のパートナーであるジェームズに「彼らにふさわしい結婚式」を与えるための資金を調達するよう促されました。
しかし、スタンデンは、癌を患って人々に彼女の£8,500の結婚式の費用に貢献するよう説得した後、刑期に直面している、とミラーは報告している。
彼女の父親は大事な日が来る前に亡くなりましたが、彼が録画したビデオが結婚式中に再生され、家族とゲストは涙を流しました。
まとめ
今回は「末期がんと偽った女が、集まった寄付金で結婚式にヨーロッパ旅行の動画!」というテーマでお送りいたしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。