サイトアイコン 最新時事情報を速報するカレントブログ

米国が共産党員の移民制限厳格化、庶民は「裸官」批判で歓迎も!

米国が共産党員の移民制限を厳格に運用すると発表したことで中国内では波紋を広げています。共産党の高官は子弟を米国に留学させ永住権や国籍をとる場合が多いからです。一方で家族や資産を米国など海外に移し自分だけが中国にいる腐敗官僚のことを中国では「裸官」といい、庶民の批判が高まっています。

中国共産党大会

目次

米国が共産党員の移民制限厳格化

習近平国家主席

 

トランプ大統領が「共産党員」の米国への移民を認めない法律を厳格に運用する方針を打ちだしました。

 

これは、党員数9千万人といわれる中国共産党を狙い撃ちしているとの見方があります。

 

むろんこの法律は、世界の各国の共産党員に適用されます。ただ、一連の米国の中国に対する制裁の意味合いがあります。

 

米国土安全保障省傘下の市民権・移民局が2020年10月上旬、移民政策に関する新たな指針を出しました。

中国国旗

 

それによると、共産党や全体主義の政党に所属する外国人が、米国で永住権や国籍を取得するのを許可しない。米国人に帰化するときに「米国の憲法と法律を守る」と読み上げる宣誓と、共産党員であることが相反することを理由にしています。

 

米中対立の激化

米中対立激化

 

今回の措置の背景は、米中対立の激化があります。

 

米司法当局は、米国の大学や企業から先端技術を持ち出した中国系米国人を起訴するなど、中国政府とのつながりが疑われるスパイへの警戒を強めています。

 

市民権を認めれば米国内でアクセスできる施設や情報が一気に広がる懸念があります。

 

対中強硬派のポンぺオ国務長官は「共産党と中国人は分けて考える必要がある」と発言し全体主義を推し進めている中国共産党に矛先を向けています。

 

米国土安全保障省は、米市民権を取得できる権利のある中国生まれの永住権保持者が2019年時点で49万人いると推定している。

 

中国庶民は「裸官」批判

米中対立激化

 

中国では、家族や資産を米国など海外に移し自分だけが中国にいる腐敗官僚のことを「裸官」といい、庶民の批判が高まっています。

「裸官」は、まず、子供を海外に留学させ、中国内で不正に蓄財した資金を子供の留学先に送る。

習政権の反腐敗運動で減ったとされるが、根絶はできていません。

庶民の間では、「裸官」に対する不満がくすぶっています。

また、共産党高官は、多くが、まず子供を米国に留学させ、さらに永住権や国籍までとらせるケースが多く見られます。

 

例えば習近平国家主席や李子克強首相の娘もかつて米国に留学していたとされています。

さらに、子供に米国籍を取らせるために現地で子供を産む人も多いと見られています。

 

SNSの一部では歓迎の声

こうした中で、中国人のSNSの一部では、今回の「米国の共産党員の移民制限を厳格に運用するとの発表」を受け、歓迎の声もあります。

「共産党幹部の腐敗が根絶できる」という期待の声です。

 

米国は、誰が傷ついた共産主義者の移住を禁止しましたか?ワンダン:CCP(中国共産党)への最も正確で重い打撃


美国禁止共产党员移民 究竟伤了谁?王丹:对中共最精准、最沉重打击

 

この米国の共産党員の移民規制強化ポリシーは、移民ステータスを求めるすべての人に適用されます。

中国の外国人は、中国の役人の第2世代、シャン、シャオピンの第2世代、または共産主義青年同盟のメンバーであるかどうかにかかわらず、グリーンカードと自然化を申請するときに影響を受ける可能性があります。

米国は、CCPメンバーの入国を禁止する方針を厳格に施行します。

CCPメンバーが移民、親戚の訪問、旅行のいずれであっても、空港に強制送還されるリスクに直面する可能性があります。

 

まとめ

今回は「米国が共産党員の移民制限厳格化、庶民は「裸官」批判で歓迎も!」というテーマでお送りしました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

モバイルバージョンを終了