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トランプ米大統領と中国の影響下にあるWHOとの関係悪化これまの経緯。

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トランプ氏は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、これまでも中国と並んでWHOを厳しく糾弾してきた。組織脱退という「最後通告」を突き付け、運営の抜本的な見直しを迫っている。しだいに強まる中国の影響下にあるWHOとの溝は深まる一方です。今後の両者の行方はどうなるでしょうか。

国連マーク

国連マーク

トランプ米大統領WHO脱退を示唆

トランプ米大統領は5月18日、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長に宛てた書簡を公表し、WHOの運営に関し「30日以内に本質的改善が見られなければ、現在暫定的に実施している資金拠出停止を恒久化する」と警告した

 

トランプ米大統領は5月18日、ツイッターで世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長に宛てた同日付の書簡を公表し、新型コロナウイルスを巡る対応などが中国寄りだと批判、30日以内に改善できなければ資金拠出を恒久的に停止し、さらに「米国の加盟についても考え直す」と脱退も検討すると通告。

トランプ大統領

トランプ大統領

トランプ米大統領WHOを「中国の操り人形だ」と非難

 

トランプ氏はホワイトハウスで記者団に、WHOを「中国の操り人形だ」と改めて批判した。

これまで米国がWHOに年4億5000万ドル(約480億円)を拠出してきたにもかかわらず「正当に扱われてこなかった」と主張。

 

中国と同程度の4000万ドル(約43億円)の拠出を検討する考えを示す一方、「それでも多過ぎるという声もある」とした。

 

オンライン会議方式で18日に開幕したWHO総会では、中国の習近平国家主席ら多くの首脳が発言したが、トランプ氏は参加を拒否した。

 

不参加の理由について、WHOが新型コロナ対応で「非常に嘆かわしい仕事をしてきた」と記者団に説明した。

 

 

トランプ米大統領は18日、同日のWHO総会で演説しなかった理由について、中国に偏向していると問題視した世界保健機関(WHO)について新型コロナウイルスを巡る対応を念頭に「中国の操り人形になっている」と改めて批判した。

 

米ニュースサイト・アクシオスによると、今月初めにWHOから演説の招待があったが断ったという。

国連議場

国連議場

WHO事務局長選で尾身茂が負けた理由

 

14年前の事務局長選で尾身茂はなぜ負けたのか。この時から、 トランプ氏も激怒すような今のWHOの中国シフトが始まっている。

 

4月14日、トランプ米大統領は、WHO(世界保健機関)への米国の資金拠出を停止するよう指示した。

とくにトランプ氏は、新型ウイルスが中国・武漢市で発生した当初のWHOの対応を以下のように非難している。

「WHOは基本的な義務を果たさなかった」

「新型ウイルス拡散の深刻な不手際と隠ぺいにおいてWHOが担った役割を調べる間、資金拠出を停止するよう指示している」

「新型コロナのパンデミックが起き、アメリカの惜しみない拠出が最大限生かされたのかとても懸念している」

とトランプ氏は発言している。

実際、米国は、新型コロナに関して、感染者も死者も、中国を抜いて、いまや「世界最大の被害者」になっている。

 

アフリカ人初の事務局長のテドロス氏は、2017年の事務局長選では186カ国中132票という圧倒的得票で当選して以来現在の職にある。

 

ところで、国連貿易開発会議が2020年に公表した「世界投資の傾向」によれば、2019年のエチオピアへの直接投資額は25億ドル、このうち60%は中国からである。

 

テドロス氏が選挙を勝ち抜いた背景には、2014年に習近平氏が広域経済構想「一帯一路」を発表して以降、確実にアフリカ票を抑えるようになったことがあると言われている。

 

WHOにおける中国政府の猛プッシュは今回に始まったことではないようです。

2006年の事務局長選には、現在、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の副座長を務め、当時、マニラにあるWHO西太平洋地域事務局の事務局長を務めていた尾身茂氏も立候補したが、その後、2期10年を務めることになるマーガレット・チャン(陳馮富珍)氏に敗れている。

 

当時尾身氏は、「アフリカはすべて私に投票すると約束した」と当選に自信を漲らせていたというが、中国政府はアフリカはもちろんのこと、太平洋の小さな島しょ国にまで熱心に外交努力をして覆した。

 

WHOのスタッフの定数は拠出金の額と比例している。そのため、WHOへの拠出額第1位の米国は長年、WHOで最もスタッフ数が多く、最も発言力のある国だった。

 

しかし、中国が拠出金とスタッフを増やし、事務局長選にまで大きな影響力をもつようになると、WHO内での覇権は次第に米国から中国へとシフトしていっています。

 

国連支配を進める中国

、米国が国連などへの関与を減らしている分、中国は自国が影響力を拡大してきている。

習氏が2012年に総書記に就任して以降、中国は国連への分担金の支出を大幅に増やしている。

今や一般予算でも平和維持活動予算でも、その負担額は米国に次いで世界2位となっている。

 

またローマに本部を置く国連食糧農業機関(FAO)など、中国は最近、国連機関トップの座も複数獲得している。

中国が獲得した幹部ポストの大半は、ほとんどの国が気にかけないような組織の目立たない役職だが、中国はそれらのポストを得ることで官僚的権力を少しずつ掌握し、利益誘導を図る力を手にしつつある。

「どのポストも必ずどこかの誰かに対して影響力を持つ」と欧州のある国の外交官は話す。

中国にとって重要な問題が国連で投票にかけられることになると、中国の外交官はしばしばあからさまな取引を武器に使う。

自国の考えに賛同させるべく、対象国のプロジェクトへの融資を申し出たり、逆に融資をやめると脅したりするのだ。

習政権の影響力を行使しようとする努力は明らかに成果を上げている。

中国の外交官たちが国連の文書に採用させようとする文言の多くは、「ウィンウィンの協力」「人類運命共同体(中国には干渉するなというのが裏の意味)」といった同氏のキャッチフレーズを、アフガニスタンに関する国連決議の中に、習氏が「ウィンウィン」のグローバルなインフラ建設構想として推進する「一帯一路」への好意的な文言を挿入させることに成功している。

 

さらにグテーレス国連事務総長といった国連の上級幹部に、演説で「一帯一路」をグローバルな経済発展の模範だと称賛させてもいる。

18年にはジュネーブに本部を置く国連人権理事会(米国は同年脱退)を説得し、中国が望む「互恵的協力推進」というアプローチに対する支持も表明させた。

中国の影響力拡大への取り組みは、文言の挿入にとどまらない。

17年に国連の全機関および様々なプログラムで人権保護を推進するための職務の予算を削減させた。

同年4月には、経済・社会問題担当の国連事務次長だった呉紅波氏は、国連の先住民に関するフォーラムにドイツの非営利組織「世界ウイグル会議」の代表として招待され、出席していた亡命ウイグル人活動家ドルクン・エイサ氏を退場させた

このように、国連は、次第に中国の支配下に置かれていっている。

 

中国、途上国の感染対策に20億ドル

新型コロナウイルスの感染拡大がパンデミック(世界的大流行)と宣言されてから初となる世界保健機関(WHO)の年次総会が日本時間18日午後7時、オンライン会議形式で始まった。

欧州連合(EU)などはウイルス発生源の国際調査を提案した。中国外務省は18日の北京での記者会見で、提案に同意する意向を明らかにした。

一方、台湾のオブザーバー参加は認められなかった。総会は194の加盟国が参加し、19日まで新型コロナ対策について話し合う。

 

中国外務省の趙立堅(ちょうりつけん)副報道局長は18日の定例記者会見でEUなどの提案を受け入れる意向を示したうえで、「絶対多数の国が、感染対策こそが喫緊の課題であり、ウイルス起源などを調査する機は熟していないと認識している」と強調。

調査はあくまで「感染の収束後」と主張した。

 

また中国の習近平国家主席はWHO総会で演説し、途上国を中心とする国際的な感染対策のために今後2年間で20億ドル(約2100億円)を提供すると表明。ワクチンの開発に成功すれば「国際公共財」とする考えも示した。

このことは、一見中国を評価できそうだが、実際、今までも中国は、発展途上国に、有償、無償の援助をすることで、それらの国々を取り込み多数決での国連での立場を強化している。

国連本部

国連本部

WHO非加盟の台湾のオブザーバー参加見送り

 

WHO非加盟の台湾のオブザーバー参加は見送られた。

台湾を領土とみなす中国が、参加を認めないようWHO事務局に圧力をかけていた。

台湾の呉釗燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)は18日午後の記者会見で「WHO事務局が中国の圧力に屈服し、2300万人の台湾人の健康と人権を無視したことは極めて遺憾であり不満だ」と強く反発した。

このことでも、いかに中国の国連における影響力が強いかがうかがえる。

本来WHOの存在意義や本旨からすれば、当然台湾の参加はさせるべきだが、あまりにも中国の影響が強すぎたためWHOにおいてもこのような不合理が通ってしまっている。

このまま、中国の国連支配が一層進めばアメリカは国連の機関から徐々に手を引いていき、そののちは、アメリカを含む有志連合が機能する日もくるかもしれない。

 

 

まとめ

今回は「トランプ米大統領と中国の影響下にあるWHOとの関係悪化これまの経緯。」というテーマでお送りしました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

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