志村けんの生前の感動エピソードとメッセージです。作家の高橋源一郎氏のツイッターでの生前のエピソード、相葉雅紀さんにかけた言葉、和田アキ子とのエピソード、パン君との別れ、山下達郎のメッセージ。優香、渡辺美奈代のメッセージ。
目次
志村けんの感動エピソード
作家の高橋源一郎氏のツイッター紹介
『虹の彼方に』『動物記』『銀河鉄道の彼方に』などの作品で知られる作家の高橋源一郎氏が、4月5日のツイッターで志村けんさんの生前のエピソードを紹介してくれています。
高橋源一郎氏が、まだ麻布十番に住んでいた頃の出来事で、麻布十番には有名な焼き鳥屋があり、高橋源一郎氏の奥さんが、子供たちと焼き鳥を買いに行った時のこと。
持ち帰り客の長い列ができていて、子供たちが大声で騒ぎ始めたという。
だが、店に来ていたある人によって、客の列が動き始め、客が代金を払おうとすると、店員は「いりません。もう払っていただいています」と答えた。
並んでいた人全員の代金を払ったのが、志村さんだったということです。
おそらく、志村けんさんは、列で、待つ人達やその子供を見て、お金を支払う時間がなければ、少しでも待ち時間が短縮できると思った咄嗟の行動だったのでしょう。
なんとも、優しくて心の温かい人だったんですね。
志村けんが、相葉雅紀にかけた言葉
志村けんさんが「園長」を務めた日本テレビのバラエティー「天才!志村どうぶつ園の追悼番組で出演者の嵐の相葉雅紀さんが志村けんさんとのあるエピソードを話しました。
番組中で志村けんさんに、教えられたこととして、「いつもみんなを笑顔に」だった。
そして、相葉雅紀さんは、「グループの中で、僕だけお芝居の仕事をもらえなかった時に、志村さんが僕に『焦るんじゃないよ。相葉くんには志村どうぶつ園があるでしょ。ドラマは3カ月で終わるけど、志村どうぶつ園はずっと続くからね。俺が続かせるからね』って」という言葉を志村さんからかけてもらったそうです。
この、番組は、志村けんさん亡き後も、志村さんの名を残したまま継続することが決定しています。
相葉雅紀さんは、「飼育係」という肩書で出演していますが、気合満点で、頑張る決意を語っています。
志村けんと和田アキ子とのエピソード
歌手和田アキ子さんが4月5日の情報番組「アッコにおまかせ!」で、志村けんさんについてかつての思い出を語った。
「あれだけ多くの人を笑わせていたのに、ひとりで旅立ったと思うと、むなしくてくやしい」
「つらいですね。昨年暮れに正月の特番で会った。『8時だョ! 全員集合』出演の前に坊やをやっていて、50円かで売っていたコーヒーを買うとすごい喜んでいた」と昔の思い出話を話しました。
そして最近も、「互いに若くないから体に気を付けてがんばろう、と言ったところ。よく飲んだけれどすごく寡黙で。ご冥福をお祈りしています」
「飲み屋でも会った。勉強熱心で、三味線やR&Bの音楽を語り合った。どんどんすてきになって尊敬していました。これだけ人を笑わせられるのは難しい。人を楽しませることにかけていた。一生懸命に自然にやられていた」と追悼の言葉も送っていました。
志村けんさんとパンくんとの別れ
「天才!志村どうぶつ園 特別編」3月4日、放送され、園長の志村けんさんのこれが最期の登場となりました。
志村けんさんとチンパンジーのパンくんのロケが終わり、志村さんがパンくんに「またね。バイバイ」と言ってもパンくんが志村さんに駆け寄って抱きついてきました。
志村さんが「またね、バイバイ」と言うと、パンくんはもう一度駆け寄ったので、志村さんは三度目の「バイバイ」
結果的にパン君にとっても二度と志村さんには会うことができない今生の別れになってしまいました。
阿蘇カドリー・ドミニオン園長の宮沢厚さんが出演し、「志村園長は全身全霊で、全部のエネルギーを使って動物を愛してくださる。ですから一瞬で動物が心を開く」「忘れられないのはロケが終わったときに、パンくんもプリンちゃんもおしまいだって分かるんですね。ですから園長にしがみついて声をあげて離れなくなるんです。私の手をふりほどいて園長のところに走って行くんです。園長は帰れないよって抱きしめてくれるんです」とコメントをしていました。
山下達郎の志村けんへのメッセージ
山下達郎さんものメッセージも自分のラジオ番組で志村けんさんに追悼のメッセージを送っています。
「戦後日本の最高のコメディアンのお一方でございます。ボクがなんで志村けんさんが好きかと言いますと、いちコメディアンとしての人生を全うされようと努力しましてですね、芸人の方でもいろんな方がいらっしゃいますけども、やっぱり先生になっていく方、文化人、知識人の道を歩む方、そういう方もいらっしゃる中でですね、徹底してそういうことを拒否して生きられた方で、ボクはそれが尊敬に値すると思いました」
「志村けんさん、心より御冥福をお祈り申し上げます。皆から愛された方でございました」
という言葉を志村けんさんに贈りました。
さらに、「ドリフの早口ことば」の、曲のリズムの元になった1971年の全米ソウルチャートナンバー1、ウィルソン・ピケットの「ドント・ノック・マイ・ラブ」も番組中でかけました。
WILSON PICKETT – DON’T KNOCK MY LOVE. LIVE TV PERFORMANCE 1972
優香の志村けんへのメッセージ
タレントの優香も、追悼コメントを発表しています。
優香さんは「志村けんのバカ殿様」などで数多く共演経験があります。
「いまだに信じられず、どう言葉にしていいかわかりません。あんなにお元気な方なのだから、また日本中を笑いで元気にしてくださるだろうと祈っていたし、必ずお戻りになると信じていました。とてもとても悲しいです。高校生の時から、志村さんと長年コントをご一緒させていただいて、楽しい思い出ばかりです。一生の宝物です。コントをしている時の、うれしそうに楽しそうにしている志村さんの姿が今でも思い浮かびます」
「一つの事を継続し続けている姿を目の前で見られた事、コントの面白さを教えてくださった事、たくさん感謝してもしきれません。志村さん、ありがとうございました。心よりご冥福をお祈り致します」とメッセージを送っています。
渡辺美奈代の志村けんへのメッセージ
渡辺美奈代さんがブログで志村けんさんへメッセージを送っています。
渡辺美奈代さんは、フジテレビ系「志村けんのバカ殿様」「志村けんのだいじょうぶだぁ」など数々の番組で共演しています。
「このたびは、あまりにも突然のことで、まだこの事実を受け止めることができません。必ず元気になって戻って来られることと信じていましたが…」
「志村さんとは以前、だいじょうぶだぁ、バカ殿様、ごきげんテレビ、ドリフ大爆笑など数々の番組で共演させていただき、笑いの絶えない現場にたくさんの思い出があります。当時コントが初めてだった私に、いつも優しい笑顔で包んでくださり『心から楽しんで思いっきりやればいいんだよ!』とお声をかけてくださったことが今でも忘れられません」
とメッセージを送っています。
まとめ
今回は、「