ザ・ドリフターズの志村けんが、3月17日に発症。倦怠感をおぼえ、19日に発熱と呼吸困難の症状が出て20日に都内の病院に搬送され「重度の肺炎」との診断を受け入院。3月23日、新型コロナウイルス検査で陽性と診断され、東京都内の病院に今も入院中です。いったい、志村けんの新型コロナウィルスの感染源はどこか?また、志村けんは、肺炎歴もあり現在70歳と高齢であり重症化が懸念される。重症化の原因は何か。また、芸能界への感染拡大も心配です。志村けんが繰り出した、東京の「夜の街」はクラスター状態との指摘もあります。志村さんの実の兄も容態について語っています。さらに、モト冬樹、中山秀征のコメント。また、「大の動物好き」志村さん 入院前には家政婦に「犬の面倒見て」と依頼。
志村けん
目次
志村けん新型コロナウィルス感染
志村けんさんは、3月17日に発症。倦怠感をおぼえ、19日に発熱と呼吸困難の症状が出て20日に都内の病院に搬送され「重度の肺炎」との診断を受け入院。
23日に新型コロナウィルスの陽性と判明した。
24日には保健所による調査が行われ、発症日と濃厚接触者の特定が完了したという。
志村けんさんは、17日から20日までは自宅療養していたというが現在も入院中です。
志村けん肺炎歴あり重症化の懸念
志村けんさんは、は2016年にも肺炎で入院歴があります。
さらに、今年1月には胃のポリープが見つかり内視鏡手術を受けています。
飲酒の習慣もありました。
さらに70歳という高年齢でもあり、重症化のリスクは避けられず、予断を許さない状況だといいます。
また日頃の志村けんさんの生活習慣も新型コロナウィルスが重症化した原因になっているようです。
その生活習慣の一つが、長年愛飲していた、タバコと酒です。
WHOのテドロス事務局長は3月20日に「喫煙は感染時に重症化しやすくなる」との談話を発表しています。
疫学に詳しい医師でジャーナリストの村中璃子氏は「持病のあるなしに限らず、喫煙は新型コロナウイルスを含む呼吸器感染症を悪化させるリスク要因」と指摘しています。
今月12日に会見した東京都医師会も予防対策として禁煙を訴え、「喫煙者は非喫煙者と比べて重症化率が2・2倍、死亡率が3・2倍」としました。
志村けんさんは、非常なヘビースモーカーで、若い頃から「アメリカンスピリット」など1日に60本以上を吸っています。
ただ、2016年に肺炎を患って以降は、たばこはやめているそうです。
このときは、約2週間入院して高熱で、車いすに座って点滴を受けるような状況で舞台出演を続けた結果、ドクターストップとなったそうです。
またWHOのテドロス氏は「免疫力を低下させる」として飲酒も控えるよう呼び掛けています。
志村けんの兄が、容態を語る
3月27日雑誌の取材で、志村けんの実兄・志村知之氏が志村けんの容態について語った。
事務所のイザワオフィスが志村の新型コロナウイルス陽性と入院を公表。重度の肺炎を患い、ICU(集中治療室)で治療を受けているという。
近所の住民の話は以下の通りです。
「志村さんの家の前に救急車と消防車が長時間止まった」
「志村さんはとても犬を可愛がっていた。早くよくなってほしいです。心配しています」
「志村さんはほとんど家にいないくらい忙しい人で、時折、運転手付きの車が迎えに来ているのを見かける程度です。」
ということでご近所の方々も心配なさっている様子です。
今、ご近所に限らず、ツイッターで「元気な姿のバカ殿が見たいです」や「志村けんほんとに頑張れ、生きてくれ」「#志村けん頑張れ」などをツイートする動きが日本全国で起きています。
志村けんの実兄・志村知之氏は、志村けんさんの容態について
「報道では、私が病院で付き添っていると報じられていましたが、私は行っていません。(新型コロナに)感染してしまうのでいけない。私だって行けるものなら看病に行ってやりたいです。全然、何も出来ません。
――入院の一報はどのように?
「井澤さんだったかな……。もう、動揺してしまって覚えてない」
――病状について事務所からはどう聞いていますか?
「報道の通りです。集中治療室に入ったというのも、井澤さんからの連絡で知りました」
「会話は出来ていないんじゃないか」
――志村さんはお話できる状態でしょうか?「……わからない。でも会話は出来ていないんじゃないかなぁ。井澤さんからも意識のことは聞けていない」
――病院への搬送前に体調が悪いという連絡や相談はありましたか?
「けんがいつもお世話になっている病院の主治医が家に診にきてくれて、そこで体調がよくないから入院しようとなったと聞きました。私はその主治医に会ったことがないからわからないけど、だいぶ前から色んな薬をもらっていたみたい。肺か肝臓かな? けんは持病があるから。肝臓が弱っていたからそれかとも思うけど、詳しくはわからない」
――志村さんと最後にあったのはいつですか?
「年に1回か2回くらいしか会わないんだけど、けんは毎年大晦日に来て正月を実家で過ごすんです。今年の正月に会ったのが最後で、そのときには『今度、NHKの朝ドラに出るんだ』とか、『映画の話があるんだよ』と、嬉しそうに話していた。酒はだいぶ減ったみたいだった。何年か前に肺炎やってから、気をつけていたように思います。
日本中が知っている人間ですからね。いつもがんばっているなと。早く回復して元気になってほしい。すぐにでも会いに行きたいよ……」
「身体の動く限りは、ずっとコントをやっていたい」と関係者らに語っていたという志村。日本中が元気になった志村の「だいじょうぶだあ」を待っている。
「週刊文春デジタル」編集部/週刊文春デジタル引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6355471
以上、志村けんさんの兄によりますと、志村けんさんは、まだ話が出来ないようです。
志村けんの感染源はどこか?
志村けんさんは、飲みに出かける回数こそ以前より減ったものの、千鳥の大悟をはじめ、番組共演者らと深夜まで飲み歩く習慣がありました。
志村けんさんは、派手な夜遊びで有名。
若いころから、夕方から朝の6時まで酒を飲んでそのまま仕事に行き、終わったらまた酒を飲み始めるという生活を続けてきています。
「休肝日なんていらない」と365日酒浸りの生活だったそうです。
そんな免疫が低下した中、例えば麻布十番のガールズバーにも通っていたようです。
飲み屋やガールズバーといった換気の悪い密室空間での“濃厚接触”は感染リスクが一気に高まります。
志村けんの感染経路は今のところ特定されていません。志村けんさんは、夜遊び好きとしても知られています。そこから感染を引き起こした可能性もあります。
推測の域を出ませんが、夜の繁華街ではしご酒では至る所に危険があります。
志村の感染経路について所属事務所も「現在も不明のまま」と説明しています。
志村けんさんは、ドリフターズ時代から住んでいる東京・麻布十番を中心に、後輩芸人らと西麻布や銀座ではしご酒を楽しみ、飲み会の最後にはクラブやガールズバーなど女性が接待する飲食店に繰り出すのがお決まりの習慣でした。
もはや、そうなると、こで感染したのか分からないのではないでしょうか?
最終的に感染経路不明のまま終わる可能性が大きいでしょう。
志村けんガールズバー行きつけ
つい2年前、2018年4月にも、夜の麻布十番で女性と歩く志村けんを雑誌記者が目撃。
スクープされています。
この時は、美女とともに閉店間際のパン屋に立ち寄り、女性が志村けんさんの好みのパンをトレーに乗せ、女性の分も合わせパンを複数個買って、代金は志村けんさんがはらって購入してから、この後、行きつけのガールズバーへ。
この時、すでに、酔っていたそうです。
こんな光景が2年前には、頻繁にみられていたようです。
最近も、こんな感じだったのでしょうか?
志村けん芸能界ルートは?
志村けんさんには、現在、日本テレビ系「天才!志村どうぶつ園」、フジテレビ系「志村でナイト」の冠レギュラー番組があります。
連続ドラマの撮影現場も“パニック状態”になっています。
3月上旬に千葉県内のホテルでロケが行われた際、集められた約50人のエキストラや撮影スタッフは、常にマスクの着用を義務づけられ、体温検査で37・3度以上ある人は強制退去させられたという徹底ぶりです。
ドラマの撮影は、エキストラも含め多くの出演者や撮影スタッフが密集します。
密閉空間のスタジオでの撮影は濃厚接触の危険があります。
その芸能界の第一号が志村けんさんだったのです。
志村けんさんが芸能界の最初の感染者ということは、志村けんさんの定番の夜の繁華街からの感染ルートがかなり確率的には高そうです。
東京夜の繁華街はクラスター状態か?
志村けんさんの感染ルートとして一番可能性が高いのが、東京の「夜の繁華街」です。
専門家で組織する厚生労働省のクラスター(感染集団)対策班の見解が出されています。
クラスター対策班は、こうした場でクラスターが形成された可能性があるとみて分析を進めています。
都内には、新宿や渋谷といった繁華街が多くあります。
東京都は、未だに新しい感染者が後を絶たない状況で、対策班は、新型コロナウイルスの感染者が急増している原因を以下のように述べています。
夜間を中心に営業する飲食店などで感染が広がっている可能性が高いとの見方しています。
都は、人混みへの不要不急の外出自粛を要請し、飲食店などに行くことを念頭に、夜間外出を控えるよう呼びかけました。
関係者によると、複数の感染者が銀座や六本木の高級クラブなどを利用していたことが調査で判明しています。
まさに、志村けんさんが、これにはまってしまったかのようです。
政府の専門家会議は19日に公表した提言の中で、「密閉空間」「人の密集」「近距離の会話」の3条件がそろう場を避けるよう求めています。
近距離の会話を伴う接客業の店について、専門家会議メンバーの押谷仁・東北大教授は「人が密集していなくても、1人の従業員が近距離で多数の客に次々に接客するような場合は、クラスターが発生しやすい」と指摘しています。
現に東京都では、3月25日以降3日連続で新型コロナウイルスの感染者が新たに40人確認されています。
東京は、夜の繁華街を中心に感染拡大が今なお起きていて、そこに志村けんさんが、通っていたとすれば、あまりにも大きな代償になってしまったようです。
モト冬樹、中山秀征の感慨
モト冬樹さんが、3年前の2017年2月18日付ブログで志村さんについて語った。
「俺が尊敬する志村さんの誕生日会に行ってきました。最近お体を壊されて、心配だったのですが、意外に元気で安心しました。自分はコントだ、という信念をつらぬく志村さん。尊敬するなぁ。実はドラマとか舞台をやらせたら、誰も真似ができない、素晴らしい演技をされるんだよなぁ。
俺は、志村さんに一回でいいから 志村さんが主演の映画が観たいってリクエストしたんだ。
できたら俺を使ってくれとも。俺の夢なんだよな。志村さん、いつまでも元気で俺達を笑わせてくださいね」
ところが、新型コロナで重篤になってからの最近のモト冬樹さんは語っています。
「今回の新型コロナはその矢先だった。なんで志村さんが、という思いでショックだよ。
志村さんは(かつて罹った胃潰瘍や肺炎などの)疾患があるから、すごく心配しているんですよ。でも、きっとあの人が元気に帰ってきてくれたら、みんなの希望の星になると思うんだよ。みんなに元気を与えると思う。
帰って来てくれることを願ってる。それしかないもん。国民のために絶対に戻って来てほしい。それ以外のことは考えたくない……」
普段から親交のある中山秀征さんもテレビ番組で志村さんについて語っています。
「初主演映画も控えてましたがそれも辞退となりました」
「本当に身近な方からの情報」として「接触することはできない病気なわけですが、本人も一生懸命がんばっていて、懸命な治療をしていただいている」。
「ぼくらは見守るしかないんですけども」
「持ち前の師匠のパワーで、病と闘っていただいて、元気な姿を見せていただければと思いますし、必ずやそんな日が来ることを願ってます」と心配の情を表した。
懸念される芸能界への感染拡大
志村けんさんが関係する映画や番組の制作現場も大混乱中で、今年12月公開予定の菅田将暉とのダブル主演映画「キネマの神様」は、今月末にクランクインが予定されていたが延期。
3月30日スタートのNHK朝ドラ「エール」にも音楽家役で出演予定で6日に収録があったというが、今後の展開は不透明、に。
またレギュラー出演する「天才!志村どうぶつ園」は3月5日に、「志村でナイト」(フジテレビ系)は2月末に直近の収録を行っっています。
『どうぶつ園』では、嵐の相葉雅紀やタカアンドトシ、山瀬まみ、DAIGOらと、『志村でナイト』では、千鳥の大悟、アンタッチャブルの柴田英嗣、磯山さやか、足立梨花らと共演しています。これら、志村けんと共演者や撮影スタッフが濃厚接触者になっているはずです。
今後、このルートからの感染拡大が心配されます。
共演者のうち、「志村でナイト」レギュラーの「千鳥」大悟は、週5回の頻度で一緒に飲みに行っているといいます。
大悟の所属事務所は「保健所から濃厚接触と認められるという連絡は受けていない」と説明しています。
大悟の先輩、博多大吉はこの日、生出演したラジオ番組で「志村さんと大悟、みんなが思っているほど、最近は飲みに行けてませんとは言ってました」と話しています。
大悟さんに感染していないことを祈るばかりです。
今後の志村けんの出演辞退
志村けんの所属事務所イザワオフィスは3月26日、初主演映画「キネマの神様」の出演辞退を発表しました。
現在、意識混濁状態の中、集中治療室で重度の肺炎と闘っており、早期の復帰は厳しいと判断したようです。
レギュラー番組の日本テレビ系「天才!志村どうぶつ園」では4月4日の次回放送で、共演者が病床の志村に「園長頑張れ!」とコメントを送るそうです。
イザワオフィスの井澤健社長は、 「作品のご成功を心よりお祈りすると共に、志村が病に勝ち、いつかまた山田組の皆様と一緒に撮影をさせて頂くことを願っております」と書面で発表しました。
松竹の大角正常務も「大変残念でなりません。しかしながら、治療に専念いただくことを山田監督も望んでおり、一日も早くご回復されることを、心よりお祈り申し上げております」と述べました。
同作は志村にとって1999年の「鉄道員(ぽっぽや)」以来21年ぶり2度目の映画出演で、W主演する菅田将暉(27)との二人一役。3月1日にクランクインし、志村は来月上旬から参加する予定だったが、代役になる見込み。
志村けんの容態は
志村けんさんは、救急車で運ばれた自宅に近い東京・港区内の病院から新宿区内にある感染症の専門病院に転院し、集中治療室で闘病中。
一時は意識がなかったが、人工心肺装置を装着して正常な呼吸ができるよう専門医が懸命な治療にあたり、峠は越えたという。
ただ、いまだ意識が混濁しており完全に安心できる状態ではないようす。
志村は都内の入院先で人工心肺装置「体外式膜型人工肺(ECMO=エクモ)」による治療を受けています。
順調に回復すれば、装置が外れた後、専門病院での入院が最低でも2週間。その後、歩行や呼吸のリハビリを2週間から1カ月。順調にいけば2、3カ月で今まで通りの生活ができる見込みという。
「大の動物好き」志村けん入院前には家政婦に「犬の面倒見て」と依頼
「天才!志村どうぶつ園」ではチンパンジーや犬と触れ合ったり、可愛がる姿が見られたように。大の動物好きで知られた志村けんさんです。
自宅ではゴールデンレトリバーやミニチュアダックスフントなど4匹の犬を飼っていたこともあります。
今回、入院する際も家政婦の女性に「犬の面倒を見てほしい」と頼んでいました。
志村けんの遺骨は兄がひきとる。
志村けんさんは、3月31日夜火葬されました。
志村けんさんの遺骨は、兄、知之さんのが、引き取りました。
まとめ
今回は、「志村けん新型コロナの感染源はどこか。東京夜の繁華街が感染拡大の場所か?」というテーマでお送りしました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。