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ブティジェッジ氏がゲイであることを批判カミングアウトは大統領選に不利?

出会い系アプリで知り合った夫との同性愛を公表しているピート・ブティジェッジ氏をゲイであることを批判したことが波紋を広げています。米大統領選に向けた民主党の候補者争いで、支持が当初の予想以上に伸びているピート・ブティジェッジ氏をトランプ大統領の熱心な支持者であるラジオ司会者が、「米国はまだ、ゲイが大統領に当選できる国ではない」と発言し、今後大統領選の相手側の攻撃に使われる可能性もあります。はたしてゲイであることカミングアウトしたブティジェッジ氏は大統領選に不利に働くのでしょうか。

ブティジェッジ氏Pete Buttigieg (@PeteButtigieg) | Twitter画像

 

目次

 ピート・ブティジェッジ氏がゲイであることを批判

「ゲイが大統領になる国でない」発言をしたのは、トランプ氏の熱心な支持者として知られるラッシュ・リンボー氏。

 

2月12日、自らの番組でブティジェッジ氏の名を挙げ、「討論会のステージで、男の中の男、トランプ氏の隣で夫にキスをする男はどう見える?」などと語った。

 

民主党の支持者が敬遠するのではないか」「米国はまだ、ゲイが大統領に当選できる国ではない」と述べた。

この発言に対しては民主、共和の両党から批判が出ているが、トランプ氏の周辺が今後もこ
うした攻撃をする可能性はありえます。

 

リンボー氏の発言を受けて、ブティジェッジ氏と候補者指名を争うジョー・バイデン前副大統領は「(トランプ)政権の堕落の一端だ」と批判。

共和党の重鎮、リンゼー・グラム上院議員もAP通信に、「米国の現状を見誤っている。この国は、性的指向を理由に、資格がないとみなすようなことはしない」と否定的な意見を語った。

ブティジェッジ氏Pete Buttigieg (@PeteButtigieg) | Twitter画像

 

 ピート・ブティジェッジ氏はゲイであることをカミングアウト

2年前に同性婚をしたブティジェッジ氏は、リンボー氏の発言に対しコメントを公表していない。

ただ、13日の集会では、「私は、結婚にも夫にも誇りを持っている」と話した。

結婚については2015年ブティジェッジ氏が33歳のときに同性愛者であることを公表しました。そして、3年後の2018年にパートナーと結婚しています。

ブティジェッジ氏の結婚相手のパートナーの名前はチャースティン氏です。

 

ブティジェッジ氏のパートナーも選挙集会で、ブティジェッジ氏が演説を終えた後などに壇上にあがって支持者の声援に答えたりしています。

会場ではハグし、キスもしあうこともあります。

ブティジェッジ氏は今では、堂々と同性愛者のパートナーを世間に公表していますが、以前は自身の性的指向に悩んだこともありました。

 

自分がゲイだと確信した20代の時から、ゲイであることがわかると自分が夢見る将来がなくなる、という恐怖を感じながら、もがいていた時期がありました。

 

しかし今は「ゲイであることと自分の職務能力は関係ない」と言い切っています。

 

ブティジェッジ氏Pete Buttigieg (@PeteButtigieg) | Twitter画像

 

  ピート・ブティジェッジ氏はゲイであるこは大統領選に不利か

大統領選の中で、難しい立場に置かれることも出ています。

 

今年2月3日、アイオワ州の民主党予備選挙の際には、「ピート市長がゲイだとは知らなかった。私の票を返して欲しい」と語気を強める女性の姿が報じられて話題になりました。

 

対応した民主党のスタッフが「あなたは彼の政策が気に入って投票したんでしょ。ゲイかどうかなんか関係ないんじゃないの」と諌めた言葉も全米のニュースを駆け巡りました。

 

アメリカでは、宗教的な背景もあって同性愛は敏感な話題です。

アメリカの大統領が同性婚を認めたのは最近のことで、オバマ大統領の再選の大統領選時(2012年)で、ほんの8年前です。

 

その際もオバマ大統領は悩みに悩み、自分で演説原稿を書いたエピソードが知られています。

それを、考えるとアメリカであっても、ピート・ブティジェッジ氏はゲイであることは、少なくても決して有利には働かないでしょう。

 

しかし、ピート・ブティジェッジ氏は幼少のときから「神童」といわれた頭の切れがあります。そして、かつてのオバマ大統領に似た演説の上手さも売り物です。

ばん回できる要素はいくらでもあると思います。

 夫のチャスティン氏と出会ったのは、出会い系アプリ

夫となるチャスティンと出会ったのは、出会い系アプリ「Hinge」です。

 

ピート・ブティジェッジ氏がプロポーズをし、チャスティン氏はブティジェッジの名字を名乗るようにりました。

2019年5月には、2人は夫婦として「タイム」誌の表紙を飾っています。

 

アメリカ社会は、ピート・ブティジェッジ氏とチャスティン氏のカップルを受け入れているようです。

 ピーター・ブティジェッジ氏大統領候補当選のカギがマイナリティーの支持

ピーター・ブティジェッジ氏大統領候補当選のカギは、黒人ヒスパニックなどのマイナリティーの支持を得ることです。

民主党の大統領候補討論会ではブティジェッジ氏は演説で、「富豪でないのは私だけ、富裕層のために政策を進めることはない」と強調し、マイナリティーの支持を意識した演説も
しています。

ただピーター・ブティジェッジは、サウスペンド市長時代に白人警官による黒人射殺事件での対応で批判を浴びたことがその後も、マイナリティーの支持に弱い原因になっているようです。

 

 まとめ

今回は、「ブティジェッジ氏がゲイであることを批判カミングアウトは大統領選に不利?」というテーマでお送りしました。

もし、ピート・ブティジェッジ氏が大統領になれば、アメリカはまた新しい時代をむかえることになるでしょう。

考えてみれば、黒人で初めての大統領であるオバマ大統領を誕生させたのもアメリカでした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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「ブティジェッジ氏の身長や結婚はどうか出身大学、前職、生い立ちについて」

 

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