東京都の小池百合子知事は4月23日、新型コロナウイルス感染拡大によるスーパーや商店街の混雑対策を発表しました。密閉、密集、密接の「3密」の解消に向け、都民に対して「毎日の買い物を3日に1回程度に控えていただきたい」と要請。事業者に対しては、売り場で用意する買い物かごの数を制限して入店を抑制することや、高齢者らの専用時間の設定などを求めた。これに、対し非難続出。人命より、オリンピック重視のつけが今回の会見かもしれません。
目次
小池百合子知事の「3密」の解消要請とは
東京都の小池百合子知事は4月23日、新型コロナウイルス感染拡大によるスーパーや商店街の混雑対策を発表しました。
密閉、密集、密接の「3密」の解消に向け、都民に対して「毎日の買い物を3日に1回程度に控えていただきたい」と要請。
事業者に対しては、売り場で用意する買い物かごの数を制限して入店を抑制することや、高齢者らの専用時間の設定などを求めました。
連休前に引き締めをする狙いが、東京都の呼び掛けには、ある模様。
対策例は他に、インターネット交流サイト(SNS)での混雑情報の発信▽曜日や時間による特売などの中止▽袋詰めスペースの拡大―など。
小池氏は「3密を回避するため業界団体と連携していきたい」と強調。
商店街組合による自主休業に対する奨励金や、過密防止に向けた取り組みへの補助金制度を創設する考えも示した。
また、小池氏は埼玉、千葉、神奈川の3県知事と共同で、大型連休を含む4月25日~5月6日を「いのちを守る ステイホーム週間」として、徹底した外出自粛を求めるキャンペーンを行うと報告。
帰省や旅行など他道府県への移動自粛や、企業に12日間連続休暇の呼び掛けを行う。
連休中の都立公園の利用自粛を求めるほか、駐車場や遊具広場を閉鎖することも明らかにした。
区市町村立の公園にも同様の対応を取るよう求める。
また在宅者向けに屋内でできる運動や遊びの動画配信も行う。
小池氏は「大型連休に人と人との接触がまた増え、一層の感染拡大が懸念される」と指摘。休校が続き子どもたちの学習の遅れや生活リズムの乱れが懸念されることについては「いろいろなコンテンツや工夫を提供していきたい」と語っている。
東京都の小池百合子知事は23日、記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため4月25日から5月6日までの12日間を、命を守る週間と位置づけ、外出自粛を求めていくことを発表した。「STAY HOME週間」と名付けるという。
三浦瑠麗氏の批判
国際政治学者の三浦瑠麗氏が4月23日、ツイッターにて、小池知事のスーパー入店規制案を批判しました。
「もう少し人間社会を理解してください」と三浦瑠麗氏は主張。
「人間というものを理解しない間違った手法。営業時間短縮をやめ、客を分散し、従業員の時給をあげ手当てを加算すべき。混雑回避策は店の知恵に任せる。ちなみにこの手の速報も問題。自粛要請対象に美容院は入らなかったが、都が検討と報道した結果、大きな影響を受けた店も」と三浦氏。さらに「「人間社会はある行動をすれば他に影響がでるものだ。営業時間を短縮すればアルバイト・パート代は減る。軒並み営業時間を短縮したら店は混雑する。お年寄りをスーパーの買い物で外に出さなければ足腰が弱る。いつでも買えると思わなければ買いだめに押し寄せる。もう少し人間社会を理解してください」
東京都の小池百合子知事が22日の会見で「スーパーは大変『密』な状況になっている」な
どと語り、入店規制などの対応策を検討していると発表したことを批判した。
堀江貴文氏の批判
堀江貴文氏(47)4月23日、ツイッターにて、東京都の小池百合子知事に痛烈な批判を述べました。
堀江氏は、小池都知事が22日の会見で「スーパーは大変『密』な状況になっている」などと語り、入店規制などの対応策を検討していると発表したことに「マジでこいつクソの極みだな。自粛厨の言いなり」と語る。
スーパーの店スタッフからも困惑
「小池知事が思い付きで発言するたびに現場は大混乱」とスーパーのスタッフも困惑しています。
「3月の買い占めの時もそうでした。小池知事が思い付きで発言するたびに現場は大混乱します。本当に迷惑だ」
と、スーパーのスタッフは困り果てた様子。
23日夜、スーパーの商品棚から肉類やカップ麺、レトルト飯が姿を消した。東京都の小池知事が会見で「毎日の買い物を3日に1回程度に控えていただきたい」と呼びかけた直後のことでした。
「その前にテレビで〈イニシャルで入店を規制する案を検討中〉と報じられたでしょう。またやってくれたな、って思いましたよ。ウチが決めたわけじゃないのに、お客さんから〈ヘンな入場制限するな〉ってクレームがジャンジャン入って。
そもそも、知事が〈生活必需品の購入は制限しません〉と言ったもんだから、暇つぶしがてら家族総出の来店が増えて過密になった。
知事は〈結果として〉と言うけど、どう考えても知事の発言の影響。それなのに都民が悪い、国民が悪いみたいな言い方をする。
制限されなければ出かけますよ。それを今度は店で取り締まれとは。だいたい、知事が買い物の仕方をとやかく言うのもおかしい。
言われなくても混雑すれば、店の判断で入場制限しますよ」と
スーパー関係者は言います。
小池知事は先月23日、唐突にロックダウンに言及。慌てた消費者がスーパーに殺到し、買い占めに走った。小池知事が発言するたびに、みな振り回されている。
全国スーパーマーケット協会の広報担当者がこう言う。
今回の要請で1回当たりの買い物量が増えることが想定されます。
しかし、それは『適量の買い物』であり、『買いだめ』や『買い占め』ではありません。3日に1回に減らしたのに白い目で見られたら、おかしな話です。
「あれ買い占めじゃないか」なんてトラブルになり、警察沙汰になったら、それこそ現場は困ります。提唱されるのであれば、そういうところも合わせて強調してもらいたいのです」
従業員は感染リスクにさらされる中、多忙を極めて精神的にも肉体的にもギリギリの状態で連日働いている。
現場に負荷をかける発言はいい加減にして、思い付き発言は控えてもらいたいものです。
鳩山由紀夫元首相の批判
この、小池都知事の4月23日の「3密」解消呼びかけ会見の少し前の3月25日の鳩山由紀夫元首相の批判がまとをえています。
鳩山由紀夫元首相、小池都知事の週末外出自粛要請に「あなたは都民ファーストよりオリンピックファーストだったのだ」
鳩山由紀夫元首相が3月25日、自身のツイッターを更新し、東京都の小池百合子知事が記者会見を行い、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、週末の不要不急の外出自粛を要請したことを受けて、
「小池都知事が週末外出自粛の要請をされた。東京五輪の実現のために感染者の数を少なく見せ、東京はコロナを抑えている如く厳しい要請を避けて来られたが、延期と決まった矢先にこのパフォーマンスだ。その間にコロナは広がってしまった。あなたは都民ファーストよりオリンピックファーストだったのだ」とツイートした。
オリンピック中止決定まで感染対策放置
小池百合子都知事の今回の買い物などの細かい制限は、自身の犯した、オリンピック中止決定まで新型コロナウィルス感染対策を放置したつけを必死に取り戻すとしている感もあります。
東京オリンピックが誰が考えても無理だろうという中止決定のその日まで、小池都知事は、完全な形でオリンピックは実施すると主張し、とてもまともな判断ではなかったのは周知の事実です。
そして、オリンピック延期が決まった翌日から、一気に新型コロナウィルス感染対策をおこなったわけです。
言い方を買えれば、人命よりオリンピック重視だったわけです。
早々に、オリンピックを延期決定していればこんなに、多くの死者を出すことなく、済んだのは明白です。
結局、オリンピックのために多くの人命を引き換えにしてしまったわけです。
結局、オリンピックは高くつきました。そして、新型コロナウィルスで亡くなられた遺族のかたは、一層、経済が命に優先させられたことに憤りを感じていると思います。
まとめ
今回は、「小池都知事「3密」解消へ呼び掛けに非難続出。人命より五輪重視のつけ」というテーマでお送りしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。