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作曲家の服部克久さん死去、プロフィール、代表作品など。

作曲家の服部克久さんが死去しました。享年83歳。服部克久さんは、作曲家で、編曲家としても知られ、さだまさし・山下達郎・竹内まりや、谷村新司、柏原芳恵、尾崎豊、松山千春などの楽曲の編曲やストリングス(弦楽)・アレンジを手掛けている。

服部克久

目次

 作曲家の服部克久さん死去、プロフィールや代表作

日本を代表する作曲家の服部克久(はっとり・かつひさ)さんが11日、死去したことが分かった。83歳。

国民栄誉賞を受賞した作曲家の服部良一さんの長男として生まれた。パリ国立高等音楽院で音楽を学び、テレビの創生期から活動を開始。日本テレビ「サンデーダーク」、フジテレビ「ミュージックフェア」などの音楽を手掛けた。

 

1983年に「音楽の自然食」をテーマにしたインストゥルメンタルアルバム「音楽畑」シリーズの発売をスタート。

 

90、98年と2度の日本レコード大賞企画賞を受賞した。

服部克久

昨年9月発売の22作目「音楽畑22 The Final」には、克久さんと長男で作曲家の隆之氏、孫娘でバイオリニストの百音氏の服部一家3世代が初共作した「ル・ローヌ(河)」が収録された。

服部克久さん家族

 

3人でのレコーディングを終えた克久さんは当時、スポニチ本紙の取材に「孫も息子も一緒で楽しかった」と嬉しそうに話していた。

 

TBS「ザ・ベストテン」のテーマ曲をはじめ、NHK連続テレビ小説「わかば」や、フジテレビのアニメ「トム・ソーヤーの冒険」、福島・新潟競馬場のファンファーレなど、幅広いジャンルに音楽を提供した。編曲家としても活動し、谷村新司(71)のヒット曲「昴―すばる―」を手掛けた。

 

服部克久さんのプロフィール

作曲家・編曲家で担当楽器はピアノ。指揮もおこなう。

 

東京都出身。1936年11月1日、作曲家・服部良一の長男として生まれる。

 

幼少より音楽の英才教育を受け、成蹊中学校・高等学校を経てパリ国立高等音楽院(コンセルヴァトワール)へ留学。

 

和声、フーガ、対位法を学んだ後、1958年卒業。帰国後すぐ、戦後の復興後のテレビ放送の創成期より活動を始める。

 

日本テレビ『サンデーダーク』、『ハニータイム』、フジテレビ『ミュージックフェア』などを皮切りに、テレビ、ラジオ番組、ドラマ、アニメ、映画の音楽を数多く担当。

 

1971年には、「花のメルヘン」で第13回日本レコード大賞編曲賞を受賞。

1983年より「音楽の自然食」をテーマとしたインストゥルメンタル集「音楽畑」シリーズをスタート。「ル・ローヌ」、「自由の大地」、「Friends, Love, Believing」などの代表曲とともに、全20作をリリース。

 

オーケストラサウンドを徹底的に追求したこのシリーズは、一つのジャンルとして確立され、日本レコード大賞企画賞を2回(第32回:1990年、第40回:1998年)受賞した。

日本音楽作家団体協議会(FCA)、日本作曲家協会(JACOMPA)を歴任。現在は 日本作編曲家協会(JCAA)の会長、東京音楽大学客員教授、NPO法人LIVE FOR LIFE理事長などを務める。

2009年、音楽家生活50周年を記念してアルバム『服部克久』、『服部克久の世界』を2枚同時リリース。記念コンサートも開いた。

服部克久

服部克久さん音楽一家

父親は、国民栄誉賞を受賞した作曲家の服部良一さん。

服部良一

服部克久さんの弟は俳優の服部良次氏。

宝塚歌劇団卒業生で歌手の服部富子は叔母にあたる。

服部良次氏の息子がバレエダンサーの服部有吉氏で甥にあたる。

服部克久さんの息子に作曲家の服部隆之氏。

服部隆之氏の娘にヴァイオリニストの服部百音氏がいる。

 

服部克久さんの代表作

服部克久さんの代表作では、「音楽の自然食」をテーマにしたインストゥルメンタルアルバム「音楽畑」があります。

 


ー     音楽畑_01_大地のめざめ

また、テレビ番組でNHKの「日曜特集・新世界紀行」でのオープニング曲「自由の大地」を

作曲しています。「日曜特集・新世界紀行」は、昭和末期から平成初期にかけて放送されていました。

服部克久「自由の大地」


ー        自由の大地/服部克久

 

また、おなじみ幼児番組『ママとあそぼう!ピンポンパン』のテーマ曲、その他も手掛けています。

 


『ママとあそぼう!ピンポンパン SONG COLLECTION』

またコンサート・イベントのプロヂュースも行っています。

例えば「日本海夕日コンサート」を開催(2005年まで)。


日本夕日コンサート1996 エンディング 柳ジョージさん 辛島美登里さん

 

そして、なんといっても音楽番組「 ミュージックフェア」です。


ー  【MUSIC FAIR】 ポップスヒストリーメドレー

 

次に、服部克久さんの代表曲「ル・ローヌ」を服部家の親子三世代が共演している動画です。感動的でもあります。

史上初共演!(服部克久[ピアノ]、息子:服部隆之[アレンジ/ピアノ]、孫娘:服部百音[ヴァイオリン])

代表曲「ル・ローヌ(河)」を新録音!


服部克久 Katsuhisa HATTORI/ル・ローヌ(河)Le Rhône~3 Generation Version~

あっぱれ学園生徒一同「記念樹」も何と言おうと代表作です。


ー    あっぱれ学園生徒一同「記念樹」

歌謡曲では、八代亜紀 の花束~ブーケ~(1989年)が有名です。


ー    花(ブーケ)束② 八代亜紀 (1990)

八代亜紀 花(ブーケ)束 1990年2月10日発売
20周年記念曲。
作詞:阿久悠/作曲:服部克久

そして、もう一曲が三好鉄生 の「すごい男の唄(1987年)」でビールのCMにも使用されています。


すごい男の唄/Sugoi Otoko No Uta/1987年サントリーCM起用曲/Piano

 

服部克久さんの編曲作品

尾崎豊のデビュー前デモ・テープ7曲をオーケストレーション(管弦楽法)にアレンジしています。透明感のある尾崎豊の歌に仕上がっています。


ー 尾崎豊(ozaki yutaka)「町の風景」(mati no huukei)

 

谷村新司「昴」のオリジナルアレンジも手掛けています。雄大な曲の歌のイメージがあります。


ー     谷村新司 昴-すばる

ユーミンの「卒業写真」のカバーをハイ・ファイ・セットがのデビュー曲で

歌いました。

「卒業写真」(作詞・作曲は荒井由実)


ー  ハイ・ファイ・セット 『卒業写真』 1975年

作詞:荒井由実
作曲:荒井由実
編曲:服部克久

また、さだまさしとはグレープ時代からの付き合いです。


ー 服部克久「音楽畑」さだまさし「道化師のソネット」

 

松山千春の編曲もあります。ドラマ「霧の火」主題歌「思ひ」もその一つです。


ー      【PV】思ひ【松山千春】

松山千春の長い夜と並ぶ代表曲「恋」も服部克久がアレンジ


ー 電話~ル・ローヌ 松山千春 (服部克久さんを偲んで)

 

山下達郎・竹内まりや夫妻の楽曲の編曲やストリングス・アレンジも手掛けています。


ー        竹内まりや「駅」


ー      山下達郎「忘れないで」

山下達郎「忘れないで」 曲・山下達郎、詞・竹内まりや
アレンジ・山下達郎、ホーン、ストリングス・アレンジ・服部克久

 

服部克久さんの映画音楽作品

青い山脈’88(1988年、キネマ東京・ビデオ東京)で、お父さんの作曲家の服部良一氏の作曲の主題歌の編曲を担当。


ー     服部克久 – 青い山脈 (1988)

 

連合艦隊(1981年、東宝)では、谷村新司さんとのコンビです。


ー 映画【連合艦隊】主題歌 ~『群青(劇場公開版)』

 

 

まとめ

今回は「作曲家の服部克久さん死去、プロフィール、代表作品など。」というテーマでお送りしました。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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