オードリー・タン氏が日本の中高生約1000人と対話集会の動画を紹介。「社会は自分で変えるもの」というテーマで台湾のIT担当大臣オードリー・タン(Audrey Tang)氏が日本の中高生約1000人と対話集会をオンラインで行いました。
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オードリー・タン氏が日本の中高生約1000人と対話集会。
9月21日デジタル技術を活用してコロナの封じ込めに成功したのが台湾で、活躍したIT担当大臣オードリー・タン氏が、日本の教育ベンチャー主催のオンラインイベントに参加し、「社会はどう変えられる?」をテーマに日本と台湾の中高生たちと対話集会を行いました。
「マスクは何枚もらえるかよりどこにあるかが重要でした」
「これが私のオフィスです。プロジェクターやソファーがあって、オンライン会議はここでやります。いつもは“ソーシャルイノベーションラボ”というバーチャル空間にいて、午前10時から夜遅くまで働いていますね」
タン氏が公務の合間をぬってオンラインイベントに姿を現すと、日本の中高生から「英語が上手ですね!」「公園のようなバーチャル空間、素敵ですね」といったコメントが飛び交う。
早速イベント司会者がタン氏に聞いたのが、「台湾がデジタルの力でどうやってコロナを封じ込めたのか」だ。台湾はわずか3日間で、マスクの在庫がある場所をPCやスマホで確認できるシステムを作った。
台湾でも当初の3ヶ月はマスクが不足しましたが、市民が持っている健康保険カードを薬局に持っていけば、1人2枚のマスクを配布されるシステムを作りました。
ここで重要なのは何枚もらえるかではなく、どこに行けばマスクをもらえるかです。そのために在庫のある薬局が一目でわかるマップをつくったのです」
「私はIT担当大臣ではなくデジタル大臣です」
タン氏は8歳でプログラミングを独自で学び、35歳のときに史上最年少でIT担当大臣として入閣した。
この経歴を”会場”で紹介すると、タン氏は「私はIT担当大臣ではなく、デジタル大臣です。デジタルは人と人、ITはマシン同士の関係なので」と笑い、幼少の頃を語り始めた。
私が幼い時、家にはプログラミングの本が常にありました。私は計算が苦手だったので、プログラミングをやれば、数学のもっと高度な概念を追求できると思ったのです。”HELLO WORLD”というのが最初のコードネームですね」
14歳の時、なぜ中学校を退学したのか?その理由をタン氏はこう答える。
「私は大学に行って、博士号を取らないと人工知能の研究はできないと思っていました。しかしコーネル大学の教授の論文を読んで感想をメールで送ると、返信にはその教授とコラボできると。そこで中学の校長先生に『もう学校に行く必要がないかもしれない。オンラインで大学の授業に参加して学べるから』と伝えると、校長は『もう学校に来なくていいよ』と(笑)」
オードリー・タン氏が日本の中高生約1000人と対話集会動画。
ー台湾IT担当大臣 オードリー・タンと考える「社会はどう変えられる?」
クリエイティブな大人たちと答えのない問いに向き合う、13〜19歳のためのオンラインスクール「Inspire High(インスパイア・ハイ)」。
9月21日(月・祝)に実施予定、台湾IT担当大臣 オードリー・タンと考える「社会はどう変えられる?」の様子を特別に配信いたします。
13〜19歳を対象にInspire Highのアプリで実施する様子を、スマホの画面を投影する形式(縦型)で配信しますので、一部見辛い箇所がある可能性がございますこと、何卒ご了承ください。
まとめ
今回は「オードリー・タン氏が日本の中高生約1000人と対話集会の動画!」というテーマでお送りしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。