1月16日実施の第14回朝日杯将棋オープン戦本戦2回戦渡辺明名人対永瀬拓矢王座対局の講評と棋譜です。結果は渡辺 明名人が勝ちました。
目次
第14回朝日杯将棋OP戦本戦渡辺明名人対永瀬拓矢王座対局の講評。
1月16日に行われた1月16日実施の第14回朝日杯将棋オープン戦本戦2回戦渡辺明名人対永瀬拓矢王座対局の講評。
結果は129手で渡辺 明名人が勝ちました。
場所は愛知県・名古屋国際会議場において実施。
渡辺名人は2月11日におこなわれる準決勝に進出しました。
渡辺名人先手で戦型は角換わり腰掛銀となりました。先日の王将戦第1局で指された形です。
王将戦で敗れた側の永瀬王座は54手目で手を変えます。そのあともしばらくは実戦例のある進行。開始から10分も経たないうちに終盤戦に入りました。
渡辺名人は73手目で永瀬陣に銀を打ち込んで攻め続けます。
この瞬間、永瀬王座はややがっかりしたような仕草をしたように見えました。どこか誤算があったのでしょうか。ほどなく、形勢は渡辺よしがはっきりとしてきます。
永瀬「早い段階でバランスを崩してしまった」
局後に永瀬王座はそう語っていました。
永瀬王座は80手目で自陣二段目に桂を打って粘ります。
持ち時間を使い切ってここからは一手60秒未満で指す一分将棋に。対して渡辺名人は18分を残しています。
対して渡辺名人は自玉を金銀3枚の矢倉囲いに入城させて、後顧の憂いをなくしたあと、シャープに攻め続けます。
永瀬玉に粘る形を与えず、上下はさみ撃ちの寄せ形を築きました。
渡辺名人も117手目からは、一分将棋に突入。
永瀬王座は128手目で打ち歩詰めの形に逃げ込みます。さらには逆王手の罠も仕掛けてあります。
渡辺「最後はなんとか」
渡辺名人は最後まで誤らず、適切な順で永瀬玉を即詰みに討ち取って快勝を決めました。
渡辺名人はこれで準決勝進出決定です。
渡辺名人と永瀬王座の対戦成績は、渡辺12勝、永瀬3勝となりました。
第14回朝日杯将棋OP戦本戦渡辺明名人対永瀬拓矢王座対局の棋譜。
第14回朝日杯将棋オープン戦本戦渡辺明名人対永瀬拓矢王座対局の棋譜(全指し手)。
ー将棋対局速報▲渡辺 明名人-△永瀬拓矢王座 第14回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント[角換わり腰掛け銀]
2021年1月16日の将棋対局情報(詳細は次の動画で随時更新!)
第14回朝日杯▲渡辺 明名人△永瀬拓矢王座
渡辺 明名人が勝ちました。
(持ち時間:40分)
ー第14回朝日杯将棋オープン戦 2回戦 ▲渡辺明名人 – △永瀬拓矢王座【将棋棋譜】
将棋対局、☗渡辺明三冠VS☖永瀬拓矢王座、第14回朝日杯将棋オープン戦本戦2回戦
まとめ
今回は「第14回朝日杯将棋オープン戦本戦渡辺明名人対永瀬拓矢王座対局棋譜。」というテーマでお送りいたしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。